≪櫻井よしこの対談後記≫
安倍首相のイラン外交は日本にとって画期的な成果となりました。佐藤正久外務副大臣と、阿比留瑠比産経新聞政治部編集委員のお二方と話した結論もそうでした。
それにしても安倍・ハメネイ会談にあてるように日本のタンカーなどが攻撃されたのはなぜでしょうか。
犯人は誰でしょうか。佐藤さんが元軍人としての知識をもとに解説しました。アメリカのインテリジェンスを引用しながら、やはりこれはイランの革命防衛隊の仕業である可能性が高いと言うのです。
阿比留さんは安倍首相の中東との繋がりについて、あまり知られていない多くの実績を紹介してくれました。
イラン外交で成功をおさめ、6月下旬のG20では韓国を除く各国の首脳達との会談予定が次々と入っているそうです。まさに世界が大きく変化する中、日本がアジアを超えて中東にまで影響力を及ぼし始めました。日本の存在がより重要になり、大きな潮目の変化が起きています。
≪対談で語られた論点≫
1.タンカー攻撃は誰の仕業なのか?
2.攻撃は機雷の可能性が高い
3.国軍より革命防衛隊は装備が新しい
4.会談中に日本タンカーを攻撃する意図
5.ハメネイ師会談のイラン発表は国内向け
6.安倍首相イラン訪問は異次元外交の第1歩
7.中東は今、反イスラエルでなく反イラン
8.安倍首相はG20をいかに活用するか
9.G20で文在寅会談を行う環境にない
10.南太平洋の島々が一帯一路で赤く染まる
11.尖閣問題のマンネリ化を防げ!
12.中国には常にリスクコントロールが必要
13.自民党は参院選単独でもそうは負けない
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佐藤 正久
外務副大臣
1960年福島県生まれ。1983年防衛大学校卒業、陸上自衛官として国連PKOゴラン高原派遣輸送隊初代隊長、イラク先遣隊長、復興業務支援隊初代隊長などを歴任。2007年に退官し、同年参議院議員(全国比例区)に初当選、2012年防衛大臣政務官、現在外交防衛委員会理事、自民党参議院政策審議会副会長。無意不立(国民の政治への信頼なくしては国が成り立たない)が座右の銘、風貌から「ヒゲの隊長」として親しまれている。著作に『ヒゲの隊長のリーダー論』、『守るべき人がいる』、『ありがとう自衛隊 ヒゲの隊長が綴る日本再興奮』など。
阿比留瑠比
産経新聞論説委員兼政治部編集委員
1966年、福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。90年、産経新聞社入社。仙台総局、文化部、社会部を経て、98年から政治部。首相官邸、自由党、防衛庁、自民党、外務省などを担当し、首相官邸キャップ、外務省兼遊軍担当などを歴任。2013年、政治部編集委員。15年、論説委員兼政治部編集委員。
著書に『だから安倍晋三政権は強い』『偏向ざんまい GHQの魔法が解けない人たち』『破壊外交 民主党政権の3年間で日本は何を失ったか』『決定版 民主党と日教組』(いずれも産経新聞出版)、『総理の誕生』(文藝春秋)、『政権交代の悪夢』(新潮新書)など。
※ プロフィールは放送日2019.06.14時点の情報です