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Vol.66 一般公開

「米国の新戦略は産油国から中国までのシーレーン封鎖だ」
村井防衛大教授が日本と中国の軍事力を徹底比較する

2014.01.24 58分

 習近平国家主席への権力集中が急速に進んでいます。李克強首相らが持っている権限が次々と習近平主席に奪われ、経済、外交、安全保障、治安などほとんどの権限が習近平主席に集中しています。昨年11月、東シナ海上空に防空識別圏を設定した中国は、今月から南シナ海で漁業操業や資源調査をする外国漁船に対し、中国当局に許可を得るよう義務づけていることが明らかになりました。さらに中国軍事科学学会の羅援少将は「中国と日本が開戦すれば、中国のミサイルで日本は火の海になる」と発言しています。

 日本は中国の対日強硬路線、その路線で世論の支持を受け、もっと強い権力を手にする習近平体制にどのように対処すればよいのでしょうか、羅援少将の発言など中国はなぜここまで強気になれるのでしょうか、それだけの軍事力の拡大が進んでいるのでしょうか、現在の日本と中国の軍事力を比較するとどちらが優位になるのでしょうか、中国の「海洋強国」への果てしない野望に対し、日米両国はどのような戦略で臨めばよいのでしょうか、これらのテーマを櫻井キャスターと村井友秀防衛大学校教授が議論を進める中で、中国情勢を軍事面から読み解くのがこの対談の企画趣旨です。

≪動画インデックス≫
 1.習近平が権力集中をしたのは、国内の治安維持に不安が溢れているからだ
 2.「日本は火の海」発言した羅援少将がやっているのは威力偵察にすぎない
 3.「日本は火の海」は文学的な表現で、軍事、戦略的には意味がない
 4.習近平と軍の関係は、双方全く矛盾がなく同じ方向に進んでいるのではないか
 5.米英の海洋支配は自由航行だが、中国の海洋支配は他国船を退ける
 6.中国の海洋支配は「接近阻止、領域拒否」
 7.米国の新戦略は「中国沿岸まで攻撃」「中国までのシーレーン封鎖」だ!
 8.中国が防空識別圏にスクランブルをかける態勢は全くできていない
 9.戦う能力、兵士のスキル、国民の戦う意思からは中国側に不安要因がある
10.米国の軍事能力は日本より高いが、「犠牲」の面では対等になれる
11.米軍と自衛隊は現場での信頼関係も共同訓練も十分だ
12.米国と中国で太平洋を2分割するなど中国の見果てぬ夢にすぎない

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村井 友秀
防衛大学校教授

1949年奈良県生まれ。1978年東京大学大学院社会学研究科国際関係論博士課程退学。米国ワシントン大学国際問題研究所研究員を経て、防衛大学校国際関係学科長、人文社会科学群長、図書館長を歴任し、現在は防衛大学校国際関係学科教授(専門は東アジア安全保障、中国、軍事史)として活躍中。主要著書に『失敗の本質』、『中国をめぐる安全保障』、『戦略の本質』、『戦略論大系7毛沢東』等多数。

※ プロフィールは放送日2014.01.24時点の情報です

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