民主党きっての外交、防衛の専門家で元防衛副大臣の長島昭久氏の動きが活発です。長島氏は、所属する野田前首相グループ「花斉会」と前原誠司元外相グループ「凌雲会」をいずれも退会しました。長島氏は民主党、日本維新の会、みんなの党、結いの党の中堅若手議員でつくる超党派議員連盟「外交・安全保障政策研究会」の会長も務めており、民主党のグループから独立して野党再編に本腰を入れる考えのようです。長島氏の考えを貫くことは、今の民主党の枠内に留まる限り不可能ではないのか、中国の脅威に対して軍事力を強化しなければならないが、集団的自衛権の行使に何時踏み込む考えなのか、安倍内閣との連携の可能性はどこまで具体的に詰められたのか、クリミア半島に手をかけたロシアに対し、北方領土問題を抱えた日本はどう対処すべきなのかなど長島氏にその意気込みや取り組みをお聞きするのがこの対談企画の狙いです。
≪動画インデックス≫
1.後半国会の焦点は集団的自衛権だ!
2.【集団自衛権】国連憲章51条と内閣法制局解釈との隔たり
3.憲法でなく世界の現実を見て国防に対処すべきだ!
4.尖閣で海上保安庁の船が中国から攻撃されても助けられない
5.防衛出動の厳しすぎる3条件
6.自衛隊を守る豪州軍が攻撃を受けても自衛隊はテントで見ていた
7.「身は民主党だが、視線の先は野党再結集を目指す」
8.野党再編は民主党メンバーがコアを占める
9.野党が大人の議論をしなければ、現実を踏まえた議論にならない
10.緊急の課題は「領域警備の法整備」と「集団的自衛権」
11.安倍政権との協力の可能性は?
12.中国はロシア侵攻の米国対応をじっと見ている
13.ロシアとの外交は目先の北方領土にとらわれてはいけない
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長島 昭久
元防衛副大臣・衆院議員(民主党)
1962年神奈川県生まれ。東京21区選出衆議院議員(4期目)。慶應義塾大学大学院法学研究科修士課程修了、米国ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)修士課程修了。野田内閣で内閣総理大臣補佐官(外交及び安全保障担当)、防衛副大臣を歴任。現在、民主党副幹事長・東京都連幹事長。著書に『日米同盟の新しい設計図ー変貌するアジアの米軍を見据えてー』、『国防の論点 -日本人が知らない本当の国家危機-』(石破茂らと共著)、『「活米」という流儀 -外交・安全保障のリアリズム』など。
※ プロフィールは放送日2014.03.21時点の情報です