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Vol.464 会員限定

アフガン崩壊でバイデン大統領“命取り”

たった一人!外務省が日本人救出で大失態

2021.09.10 60分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 今夜は木村太郎さんをお迎えして自民党総裁選挙とアメリカのアフガンにおける敗北のニュースを語り合いました。
 木村さんは自民党の総裁候補者三人を見て一言ズバリと言いました。「菅さんと較べてこの人達のどこが優れているの?」。私も同感です。
 そしてアフガン問題です。アメリカの民主党バイデン政権がいかに下手な手を打ったか。トランプ政権のアフガン政策を引き継ぐと言いながら、その引き継ぎ方は似て非なるものでした。
 バイデンはひたすらアフガニスタンから逃げ出したかっただけなのです。逃げ出す過程で彼はアフガン政府をどのように裏切ったか。
 同盟諸国や協力してくれた国々にも実質的に何の説明もせず撤退しました。特別な関係にあるイギリスのジョンソン首相でさえも不満を漏らしています。
 そうした中、日本は世界でただ一国、大恥をかきました。日本政府即ち外務省の誤判断のために自衛隊機がカブールに到着した時には全てが終わっていたのです。外務省は30年前の湾岸戦争以来、何も学んでいません。平和平和と言っていれば平和が来るという現行憲法の申し子達です。
 木村さんは、日本国民は海外で災難に遭ったとき、政府を当てにせず自力で逃げることを肝に銘じよと言いました。実に情けないことです。

≪対談で語られた論点≫
 1.菅さんの方が3人の総裁候補より良い
 2.保守を装おうとしている河野、岸田候補
 3.“言葉のあや”で処理する人は信頼できない
 4.バイデン支持率は40%を割り危険水域
 5.民主党支持者の2割がバイデン投票に後悔
 6.バイデンの共和党対抗馬はやはりトランプ
 7.葬儀で腕時計を見るバイデン写真に遺族が非難
 8.バイデン支持者を断るレストランが大繁盛
 9.米軍は敵を欺きロシア製ヘリで退避した
10.7万タリバン兵にアフガン国軍30万が負けた
11.英、ロ、米と続きアフガンは「帝国の墓場」
12.中国は「中パ経済回廊」の完成で印封じ込め
13.イスラム原理主義は中国と手を結ばない
14.外務省に邦人保護を期待してはいけない
15.日本人たった一人、邦人退避で外務省大失態

木村太郎
ジャーナリスト

1938年米合衆国カリフォルニア州生まれ。1964慶応大学法学部卒業後、NHKに入社。記者としてベイルート特派員、ジュネーブ特派員、ワシントン特派員。1979年「ニュースセンター9時」の4代目キャスターに就任。1986年に「第12回放送文化基金賞」、1987年に「ボーン上田記念国際記者賞」を受賞する。「ニュースセンター9時」の終了とともに1988年 NHKを退社し、同5月木村太郎事務所を開設。フリーランス記者として新しいスタートを切った。1990年~1994年FNN「ニュースCOM」のキャスター、2000年までFNN「ニュースJAPAN」、2013年までFNN「スーパーニュース」でニュース・アナリストを務める。現在、FNN「Mr.サンデー」に隔週出演中。東京新聞にコラム「太郎の国際通信」を毎週連載中。

※ プロフィールは放送日2021.09.10時点の情報です

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