≪櫻井よしこの対談後記≫
高市早苗さんのお話には驚く内容が含まれていました。
ウクライナ危機の前で私たちは、日本の国防にとりわけ注意を払わなければならないということを意識しています。その中で中国の脅威が最大のものであることもわかっています。中国の脅威に備えるのに第一列島線に中距離弾道ミサイルを配備するのがあるべき対策であると、安倍元総理をはじめ、多くの政治家が語ってきました。
ところが肝心のアメリカにその気がないということが今夜の会談でわかったのです。アメリカは第一列島線上に中距離ミサイルを配備する気がないというのです。日本はどうするのか。何が出来るのか。日本の国防は日本自身の手でやらなければならないという現実が明確に見えてきました。
≪対談で語られた論点≫
1.ウクライナを守る戦いが国際社会を動かす
2.ドイツなど欧州諸国が一夜にして国防に目覚めた
3.ウクライナが日本人の国防意識を覚醒させている
4.「核共有を議論開始すべき」が世論調査で78%
5.「核を持ち込ませず」は緊急事態で通用しない
6.核に対しては核でなければ効果ない
7.日本が守りアメリカが補完するのが「日米同盟」
8.櫻井は米議会のゼレンスキー演説に感動!
9.今の自衛隊法で日本を守ることは不可能
10.欧州議会が大戦の元凶はナチスと「スターリン主義」と歴史決議
11.裏切ったソ連軍157万人が満州、北方4島を襲った
12.政府はウクライナ「侵略」でメディアは「侵攻」
13.「反省」ばかり戦後歴史観を「公正」な歴史観に
14.過去の歴史で今の子供を謝罪させる訳にいかない
15.広島、長崎こそ命を守る核抑止議論ができる
16.尖閣に工作物を作り施政権を明示すべき
17.尖閣の灯台整備に定期的に上陸している
18.アメリカは第一列島線に中距離ミサイルを配備する気がない
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高市早苗
自民党政調会長
1961年生まれ。神戸大学経営学部卒、松下政経塾卒、米国連邦議会Congressional Fellow、近畿大学経済学部教授(産業政策論・中小企業論)。衆議院では、文部科学委員長、議院運営委員長等を歴任。自由民主党では、政務調査会長(2任期)、日本経済再生本部長、サイバーセキュリティ対策本部長(2任期)等を歴任。内閣では、通商産業政務次官、経済産業副大臣(3回任命)、総務大臣(5回任命で史上最長在職期間を記録)を歴任。現在は衆議院議員(8期)、自由民主党奈良県第二選挙区支部長。
※ プロフィールは放送日2022.03.18時点の情報です