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Vol.523 一般公開

胡錦涛自身が「途中退席」を仕掛けた?

なぜ中国陸軍は「台湾上陸作戦」ができないか

2022.10.28 65分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 中国共産党大会が終わり、習近平国家主席がこれからますます強権的になっていくであろうと見せつけられました。中国共産党常務委員会(日本の内閣)も中央軍事委員会も皆習近平氏の側近で固められています。
 加えて中央軍事委員会のメンバーを見れば台湾に非常に詳しい人材が選ばれており、習近平主席が台湾に侵略戦争を仕掛けるのは近いと確信させられます。
 そのとき中国人民解放軍はどういう攻め方をするのか。今夜は産経新聞の矢板明夫さん、笹川平和財団の小原凡司さんのお二人を招いて語り合いました。
 中国軍がどのように台湾に上陸作戦を仕掛けるのか、生々しい話も聞きました。アメリカがどう動くのか。日本は日本と運命の重なる台湾を守りつつ、日本自身を守らなければなりません。

≪対談で語られた論点≫
 1.共産党の政治局員新メンバーから読み取れるもの
 2.胡錦涛前主席が「途中退席」した謎を解く
 3.胡錦涛論文が共産党機関紙「求是」から消された
 4.習近平支持が盤石でないので大粛清が始まるか
 5.習近平は台湾侵攻を早めるのか
 6.中央軍事委員会の新メンバーを分析する
 7.「習近平のプーチン化」が進めば何が起きるか
 8.台湾は台湾有事が近いと受け止めているか
 9.中国軍は台湾をどう攻めるのか
10. 中国がハイブリッド戦の効果をどう考えているか
11. 米国は米軍を台湾にあげたいと思わない
12. 速度ゼロになる台湾着上陸作戦は難しい
13. 米国は「通常戦力」だけで中国に勝てる

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小原凡司

小原凡司
笹川平和財団上席研究員

1985年 防衛大学校卒業、1998年 筑波大学大学院(地域研究修士)修了(修士)。1985年に海上自衛隊入隊後、回転翼操縦士として勤務。2003年~2006年 駐中国防衛駐在官。2006年防衛省海上幕僚監部情報班長、2009年 第21航空隊司令、2011年IHS Jane’s アナリスト兼ビジネス・デベロップメント・マネージャーを経て、2013年に東京財団、2017年6月から現職。著書に『中国の軍事戦略』(東洋経済新報社)『軍事大国・中国の正体』(徳間書店)『何が戦争を止めるのか』(ディスカバートゥエンティワン)『曲り角に立つ中国』共著(NTT出版)等

矢板明夫

矢板明夫
産経新聞台北支局長

1972年中国天津市生まれ。15歳のときに残留孤児2世として日本に移り住む。1997年慶応義塾大学文学部卒業。同年松下政経塾に入塾(第18期)。研究テーマはアジア外交。その後、中国社会科学院日本研究所特別研究員、南開大学非常勤講師などを経て、2002年中国社会科学院大学院博士課程修了後、産経新聞入社。さいたま総局などを経て、2007年から産経新聞中国総局(北京)特派員、2017年から外信部次長、2020年から現職。著書に『習近平の悲劇』(産経新聞出版)、『習近平 なぜ暴走するのか』(文春文庫)、『私たちは中国が世界で一番幸せな国だと思っていた』(石平氏との共著、ビジネス社)などがある。

※ プロフィールは放送日2022.10.28時点の情報です

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