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Vol.538 一般公開

【特番】安倍晋三は「日本の魂」になった

 「決断」「暗闘」安倍最長期政権の舞台裏

2023.02.10 124分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 今夜のゲスト、読売新聞特別編集委員の橋本五郎さん、もと陸上陸上幕僚長の岩田清文さん、元空将の織田邦男さん、3人のお話はいずれも面白くためになりました。
 月刊Hanada編集長の花田さんと私はついつい引き込まれてしまいました。
 第一部は安倍総理の回顧録。外国要人とのエピソード、日本国の官僚との戦い、同僚議員との関係等など、安倍総理がここまで本音を語った事はありません。1年前にほぼできあがっていた回顧録を安倍総理の決断で出版を延期したそうです。余りにもインパクトが大きいことを考えての決断でした。
 しかし、読売新聞の取材に応じてご自分の約九年にわたる政治を語り残してくださったことは本当に良かったと思います。なぜなら、その聞き取りを終えたあと、間もなく総理は暗殺されてしまったからです。
 どんなに日本の為に尽くしたか。どんなに闘ったか、安倍総理の見事な人生を共有してくださればと思います。
 後半のお話は安倍総理が自衛隊の幹部らに語った言葉、「君たち、中国に勝てるのか」に対する答えです。岩田さんは「勝てます」と断言しました。織田さんも同様です。
 その中身もまた、心して読んでいただければ嬉しく思います。国民全員がその思いを共有すれば、日本国は大丈夫だと思います。

≪対談で語られた論点≫
【第一部】安倍最長政権の舞台裏
 1.なぜ『安倍晋三回顧録』が出版されたか
 2.オバマ大統領との駆け引き
 3.習近平主席との暗闘
 4.財務官僚の策謀を「解散」で叩き潰す
 5.小泉純一郎の非情さと安倍晋三の情の深さ
 6.小池百合子は「ジョーカー」
 7.『安倍晋三回顧録』は安倍さんの言われたことをそのまま書いた

【第二部】「君たちは、中国に勝てるか」
 1.安倍元総理が「中国に勝てるか」と言った状況
 2.中国の台湾侵略は予想より早い
 3.日米台と中国が本当に戦った時に勝者はいない
 4.日米台共同軍事訓練は行われているか
 5.「君たちは、勝てるか」岩田元陸幕僚長の回答
 6.「君たちは、勝てるか」織田元空将の回答
 7.日本「巻き込まれ論」は捨て去るべきだ
 8.2025南太平洋戦力比較では中国圧倒的優位
 9.中國の海上封鎖が行われれば台湾はとけない
10.日本の防衛力は台湾有事に間に合うのか
11.日本が勝つのは中国に戦争をさせないこと

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橋本五郎

橋本五郎
読売新聞特別編集委員

1946年秋田県生まれ。1970年慶応大法学部政治学科卒業、読売新聞社に入社。論説委 員、政治部長、編集局次長を歴任し、2006年より特別編集委員。読売新聞紙上でコラ ム「五郎ワールド」を連載、書評委員も担当する。また、読売テレビ系「ウェークア ップ!ぷらす」「情報ライブミヤネ屋」などの報道番組でコメンテーターを務める 。2014年度日本記者クラブ賞受賞。著書に『新聞の力』、『総理の覚悟』、『一も人 、二も人,三も人』、『どうなる日本』、『虚心に読む・書評の仕事 2011-2020』な ど多数。

岩田清文

岩田清文
元陸上幕僚長

1957年生まれ。79年に防衛大学校卒業後、陸上自衛隊に入隊。戦車部隊勤務を経て、93年、米陸軍指揮幕僚大学へ留学。2010年、陸将、第7師団長。11年、統合幕僚副長。12年、北部方面総監。13年、第34代陸上幕僚長と歴任し、16年に退官。

織田邦男  

織田邦男  
元空将

1974年防衛大学校卒業、航空自衛隊入隊、F4戦闘機パイロットを経て、83年米空軍大学留学、90年第301飛行隊長、92年スタンフォード大客員研究員、99年第六航空団司令などを経て2005年空将。06年航空支援集団司令官(兼ねてイラク派遣航空部隊指揮官)、09年航空自衛隊退官。現在、東洋学園大学客員教授、国家戦略研究所所長。

※ プロフィールは放送日2023.02.10時点の情報です

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