自民党は石破首相の辞任を求める議員から要求のあった両院議員総会を8月8日（金）に開きます。「お盆休み」開催に「出席者を減らすつもりか」という批判も出ています。
　自民党の規定では総会で任期途中の石破首相を引き摺り下ろすことはできないのだそうです。ではどうするか、議員の半分と各都道府県連一人の半分の署名を集め総裁選を早めるのか、批判の言いっぱなしならないような事前の工作が必要です。
　石破首相は“80年談話”を8・15終戦の日も9・2降伏文書調印の日も見送る方向で調整に入ったようです。このまま談話を出せばさらに「石破おろし」が激しくなると思ったのでしょう。しかし、「植民地支配と侵略」「心からのお詫び」の村山談話は、出さない、出さないと言って多くの国会議員を騙して出したも のです。油断は禁物です。
　8月8日金曜夜9時『櫻井よしこの言論テレビ』第668回生放送は、おなじみ鋭い舌鋒“黒シャツ”こと政治ジャーナリストで千葉工大特別教授の石橋文登さん、政治分析に定評のある産経新聞特別記者の有元隆志さんをお迎えし、石破おろし最前線を論じます。どうぞお楽しみに！

【ゲスト】
石橋文登 政治ジャーナリスト・千葉工業大学特別教授
1966年福岡県生まれ。90年、京都大学農学部を卒業後、産経新聞社に入社。奈良支局、京都総局、大阪社会部を経て2002年に政治部に異動。政治部次長を経て、編集局次長兼政治部長などを歴任。2019年4月、同社を退社。6月から千葉工業大学審議役、2020年7月から特別教授。著書に「安倍『一強』の秘密」（飛鳥新社）、「国会議員に読ませたい敗戦秘話」（産経新聞出版、共著）、「『脱原発』が地方を滅ぼす」（産経新聞出版、共著）など多数。

有元隆志 産経新聞特別記者
1965年神奈川県生まれ。学習院大学法学部卒業、1989年産経新聞社入社。ワシントン特派員、政治部次長、編集局副編集長、政治部長、フジサンケイグループの理論的支柱である月刊誌『正論』の発行人兼調査室長を歴任。主な著書に「歴史戦」「日本共産党研究」（産経新聞出版、共著）など。