- 2015.08.20
- 一般公開
戦後70年、中国の大戦略に備えよ
『週刊新潮』 2015年8月13・20日合併号日本ルネッサンス 第667回中国研究を専門とするペンシルバニア大学教授のアーサー・ウォルドロン氏は、いま日本人は13世紀の元寇以来、最も深刻な危機に直面していると警告する。蒙古と高麗軍が壱岐・対馬を占領した当時、日本人は危機を実感した。だがいま、中国が日本を遠くから包囲し、包囲網をじわじわと狭めていることに多くの日本人が気づいていないというのだ。「気づいた時は既に遅く、日本は身動きできなくなっている危険が大きい」と、ウォルドロン氏。 ...