- 2016.01.16
- 一般公開
書店主らの失踪、新聞買収に見る中国共産党のソフトパワー戦略
『週刊ダイヤモンド』 2016年1月16日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1116昨年暮れ、中国の人権派弁護士として知られる浦志強(ほ・しきょう)氏に北京の第二中級人民法院(地裁)は懲役3年、執行猶予3年の判決を下した。浦氏は2014年5月以来1年7カ月も拘束され、「民族の恨みを扇動した罪」「国家分裂を扇動した罪」で裁かれたのだ。 執行猶予付きの判決でも国際社会は決して安堵できない。その理由はもう1人の人権派弁護士、高智晟(こう・ちせい)氏の例を見れば明らかだ。...