- 2016.04.28
- 一般公開
世界に流布、中国の慰安婦40万人説
『週刊新潮』 2016年4月28日号日本ルネッサンス 第702回「中国の新しい反日プロパガンダが本格化し始めました。彼らは慰安婦は20万人ではなく40万人だった、真の被害者は中国人慰安婦だったという資料を作成して欧米社会を説得しています」 明星大学教授の高橋史朗氏が4月15日、インターネット配信の「言論テレビ」の番組で語った。...
『週刊新潮』 2016年4月28日号日本ルネッサンス 第702回「中国の新しい反日プロパガンダが本格化し始めました。彼らは慰安婦は20万人ではなく40万人だった、真の被害者は中国人慰安婦だったという資料を作成して欧米社会を説得しています」 明星大学教授の高橋史朗氏が4月15日、インターネット配信の「言論テレビ」の番組で語った。...
『週刊ダイヤモンド』 2016年4月23日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1130 ハワイ大学で私が共に学んだ留学生仲間たちの幾人かはいま米国に住んでいる。さまざまな州に住み、仕事も多岐にわたる。共通点は米国籍を取得し、家族をつくり、米国を愛し、誇りを持って生きていることだ。級友たちは、どちらかといえば民主党支持者の方が共和党支持者よりも多い。 彼らが「いまなぜこの5人なのか」と問うのは、大統領選挙を目指して指名獲得を争う共和党の3人と民主党の2人のことだ。ヒラリー・クリントン氏に投票すると明言したハワイ在住で同じ寮に住んでいた日系女性は、今回はどんな人にとっても「究極の次悪(lesser evil)の選択」だと断言する。...
『週刊新潮』 2016年4月21日号日本ルネッサンス 第701回「日本はかつての植民地や勢力圏の国々に対して、もっと積極的に関与していった方がいい。フランスのように、旧植民地に対して責任ある前向きの関与があった方がいい」 こう語るのは静岡大学教授の楊海英氏だ。氏は南モンゴル(内モンゴル)のオルドスという高原で生まれた。これまでに『チベットに舞う日本刀』(文藝春秋)、『墓標なき草原─内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録(上下)』(岩波書店)でそれぞれ、樫山純三賞及び司馬遼太郎賞を受賞した。樫山純三賞は現代アジアについて独創的で優れた著作に与えられる賞である。...
『週刊ダイヤモンド』 2016年4月16日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1129 4月6日、九州電力川内原子力発電所1、2号機の運転差し止めを求めた周辺住民の仮処分申し立てを、福岡高裁宮崎支部の西川知一郎裁判長が棄却した。約ひと月前の3月9日、福井県の関西電力高浜原発3、4号機に運転差し止めの仮処分決定を下した滋賀県大津地裁とは正反対の判断を示した。 司法判断は真っ二つに割れたが、川内原発を取材した体験から、私は福岡高裁の決定が妥当だと実感する。原子力規制委員会は日本の原発安全基準は世界一厳しいと言う。取材をするとその厳しさは想像以上である。...
『週刊新潮』 2016年4月14日号日本ルネッサンス 第700回日本にとって4月は特別な月だ。28日はサンフランシスコ講和条約が発効し、占領下にあった日本が主権を回復して独立した日で、翌29日は昭和天皇のお誕生日である。 29日はいま「昭和の日」に改められているが、長年「みどりの日」という訳のわからない祝日だった。それがようやく「昭和の日」という本来の由来に適った祝日になったが、みどりの日が5月4日に移され、3日と5日の谷間を埋める新たな祝日にされたのは周知のとおりだ。一方、主権回復の日として、日本全体で祝うべき28日には、国民の注意は殆んど向けられていない。...
『週刊ダイヤモンド』 2016年4月9日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1128あらゆる意味で中国の脅威に最も晒されているのは沖縄県であろう。尖閣諸島の海域には武装した中国公船のみならず、軍艦もが出没する。東シナ海の領有権について一歩も引かない中国から沖縄県民と領土領海を守るにはどうすべきなのか。この点について、「琉球新報」など沖縄メディアは別にして、沖縄県民はいま目覚め始めているのではないか。 日本最西端の国境の島、与那国島に自衛隊沿岸監視隊が配備された。これで、防衛の空白地域だった広大な海域に、安全確保の小さな一歩が踏み出されたといってよい。昨年2月22日の住民投票で、自衛隊配備受け入れを選んだのは632人、反対は445人。「大差」での受け入れ決定がようやく形になった。町議会議長の糸数健一氏が語る。...
『週刊新潮』 2016年4月7日号日本ルネッサンス 第699回3月22日、ベルギーの首都ブリュッセルの国際空港と地下鉄駅で同時テロ事件が発生するや否や、ベルギー原子力監督機構は国内の原発7基の現場で働く職員の大半に帰宅命令を出した。次に出社命令が出るまで自宅で待機せよという指示である。 原発稼働に必要な最小限の幹部だけを残しての突然の帰宅命令についてベルギー当局は、職員の氏素性は十分に調査済みだが、「後悔するより安全第一だ」と述べている(「タイム」誌、4月4日号)。...
『週刊ダイヤモンド』 2016年4月2日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1127ドナルド・トランプ氏の勢いと暴言はどこまで続くのか。3月23日、氏はイスラム国(IS)への戦術核兵器の使用に関して「どんな可能性も排除しない」と驚くべきことを語った。 バラク・オバマ大統領もヒラリー・クリントン氏も直ちに、「非生産的で米国の価値観に反する」「全てのイスラム教徒を悪魔扱いする攻撃的で扇動的発言」と批判した。...
『週刊新潮』 2016年3月31日号日本ルネッサンス 第698回アメリカのオバマ大統領が3月10日、ホワイトハウスのローズガーデンでの会見で語った。候補者指名争いで彼らが互いを非難し合う様は「不快(nasty)」で「私はそうしたこととは無関係」だ、と。 すると16日の「ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)」紙に、大統領は自身の責任に口を拭っているとの批判が掲載された。...
『週刊ダイヤモンド』 2016年3月26日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 11263月15日の米大統領選の予備選で、共和党のマルコ・ルビオ氏が撤退した。氏は共和党のいわゆる良識派の期待を担っていた。しかし、自身の地元のフロリダ州でドナルド・トランプ氏に大きく水をあけられて、撤退が決定的になった。 トランプ氏の暴言と“敵”をつくり続ける非常識な手法を、米国のみならず世界中が懸念する中で、極めて重要な国内問題の処理に共和党が頭を痛めている。2月に死去した米連邦最高裁判所判事、アントニン・スカリア氏の後任問題である。...
『週刊新潮』 2016年3月24日号日本ルネッサンス 第697回日本は果たして公正な国か、国民は究極的に国を信頼できるのか。 この問いへの回答は、司法が良識と法律に適った判断を下しているか否かという中にある。司法は国民にとって社会や国の公正さを信ずる最後の拠り所である。司法の健全さは、その国が国民によっても世界によっても信頼される鍵だと言ってよい。...
『週刊ダイヤモンド』 2016年3月19日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1125日本を非難する捏造の歴史を20年間も放置しておいて、たった1度、反論したからといって日本のぬれぎぬを晴らせるはずはない。日本に対する国際社会の誤解は極めて深く、その背後に、反日思想に駆り立てられている人々の国際社会への働き掛けがある。そのうちの少なからぬ人々が日本人である。 これが、3月7日に発表された国際連合女子差別撤廃委員会の対日最終見解が示す冷厳な現実である。...
『週刊新潮』 2016年3月17日号日本ルネッサンス 第696回 日本は世界一の長寿国となったが、高齢化に伴うさまざまな課題を賢く解決しなければ、長寿大国の意味はないと私は思う。いま、多くの人が高齢者と共に暮らし、何らかの形で介護に携わっている。介護される側も、する側も、眼前で発生する問題に、とにかく対処しなければならない。理屈よりも現場なのである。 ...
『週刊ダイヤモンド』 2016年3月12日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1124「安倍首相は参院選で3分の2を確保すれば必ず憲法を改正する」として、岡田克也民主党代表は安倍自民党の勢力拡大阻止に向けて野党勢力の結集を進める。重要政策で一致できなくても「野合で何が悪い」と開き直り、3月2日には小沢一郎氏とも会談した。岡田氏の目指す、安倍晋三首相による憲法改正の阻止と、安全保障関連法の破棄は一体である。 他方、安倍首相は憲法改正に言及し続けている。1月4日の年頭記者会見、22日の施政方針演説、2月3、4日の衆議院予算委員会に続いて、3月2日の参議院予算委員会では民主党の大塚耕平氏の質問に、憲法改正は立党時からの自民党の党是であり、自民党総裁として先の選挙でも訴えてきたと明言した。...
『週刊新潮』 2016年3月10日号日本ルネッサンス 第695回小欄をお読みいただく頃には、米大統領選指名争いの山場、3月1日のスーパーチューズデーの結果が出ているはずだ。 大統領選の大きな流れをほぼ確定する3月1日に向けて、米主要紙の報道が過熱している。焦点は「トランプ阻止」である。「ワシントン・ポスト」(WP)紙は根っからの民主党支持であるが、2月24日と25日の社説でトランプ氏に関して共和党にメッセージを送った。...
『週刊ダイヤモンド』 2016年3月5日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1123中国の南シナ海軍事拠点化の凄まじさが彼らの真の姿を見せてくれる。オバマ米大統領には中国阻止の有効な手は打てないと踏んで、氏が大統領にとどまるこの1年間に、取れるものは全て取ろうと、遮二無二攻めている。 南シナ海のパラセル諸島最大のウッディー島への地対空ミサイル配備が明らかになったのは2月19日だった。わずか4日後には、戦闘機も配備された。配備済みの戦闘機はJ-11とJH-7だと米国防総省が発表した。...
『週刊新潮』 2016年3月3日号日本ルネッサンス 第694回日本と米国でこれ程違った形で報道されるのかと、驚いたのが米連邦最高裁判所判事の死亡だった。 2月13日、死去したアントニン・スカリア最高裁判事を悼んで「ウォール・ストリート・ジャーナル」(WSJ)紙は、ワシントン記念塔で13枚の星条旗が半旗として掲げられた大きな写真を1面で報じた。日本で最高裁判事の死亡に関して、このような報道がなされたことは未だかつて記憶にない。7月の国政選挙が衆参同時になれば、私たちは最高裁判事の是非に関しても判断を求められる。しかし、一体誰が最高裁判事について、十分な知識を持っているだろうか。否、名前さえ知らない人が圧倒的に多いのではないか。...
『週刊ダイヤモンド』 2016年2月27日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1122 先週当欄で指摘した「正定事件」について、日本政府の動きは素早かった。日本政府の資料等をそろえてバチカンに提出することになった。 同事件について中国とオランダは、1937年10月9日、中国河北省正定で日本軍がカトリックミッションに対し200人の女性を要求し拒絶されたために、シュラーヴァン司教を含む九人の宣教師らを殺害したと主張する。女性を守って犠牲となった9人を聖人に次ぐ福者として顕彰し列福してほしいと、中国とオランダがバチカンに申請済みなのである。...
『週刊新潮』 2016年2月25日号日本ルネッサンス 第693回千葉県銚子市、九十九里浜沖で中国の情報収集艦が頻りにデータを取り続けている。その理由を、東海大学教授の山田吉彦氏はインターネット配信の「言論テレビ」の番組で次のように説明した。「温暖化で潮流も海水温度も変化しています。黒潮(フィリピン東方から台湾、南西諸島、日本列島の南岸から、銚子沖に走り太平洋に溶け込む潮流)は時速約3海里、大体5・6キロ。その流れに乗る形で気づかれずに日本に接近するためのデータ収集です。彼らは日米の潜水艦が展開する海域も探っています」 ...
『週刊ダイヤモンド』 2016年2月20日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1121 2月20日に書店に並ぶ高橋史朗氏の近著『「日本を解体する」戦争プロパガンダの現在』(宝島社)に非常に恐ろしいことが書かれている。中国が日本に歴史戦争を仕掛けているのは周知だが、その戦場がバチカンを巻き込んで広がりつつあるというのだ。 話は1937年1月9日にさかのぼる。中国河北省の正定にカトリックのミッションの支部があった。37年といえば12月に日本軍が南京に入城、「南京大虐殺」を起こしたと中国が主張し、研究者から見れば根拠を欠く不条理な非難を日本は浴びてきた。...
1,870円(税込)
ロシアを従え、グローバルサウスを懐柔し、アメリカの向こうを張って、日本への攻勢を強める独裁国家。狙いを定めたターゲットはありとあらゆる手段で籠絡、法の不備を突いて深く静かに侵略を進め、露見したら黒を白と言い張る謀略の実態と大きく揺らぐ中国共産党の足元を確かな取材で看破し、「不都合な真実」を剔抉する。
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「日本を取り戻す」と叫んだ人。古事記の神々や英雄、その想いを継いだ吉田松陰、橋本左内、横井小楠、井上毅、伊藤博文、山縣有朋をはじめとする無数の人々。日本史を背負い、日本を守ったリーダーたちと安倍総理の魂と意思を、渾身の筆で読み解く。
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核恫喝の最前線で9条、中立論、専守防衛、非核三原則に国家の命運を委ねる日本。侵略者を利する空論を白日の下にさらす。 【緊急出版】ウクライナ侵略、「戦後」が砕け散った「軍靴の音」はすでに隣国から聞こえている。力ずくの独裁国から日本を守るためには「内閣が一つ吹っ飛ぶ覚悟」の法整備が必要だ。言論テレビ人気シリーズ第7弾!