- 2013.07.11
- 一般公開
独断専行で過つのか、原子力政策
『週刊新潮』 2013年7月11日号 日本ルネッサンス 第565回 菅直人元民主党代表は、最小不幸社会の実現という後ろ向きの公約を掲げて首相としての仕事を始め、3・11の大震災への無策極まる対応で国民に愛想をつかされて、政権を手放した。 ...
『週刊新潮』 2013年7月11日号 日本ルネッサンス 第565回 菅直人元民主党代表は、最小不幸社会の実現という後ろ向きの公約を掲げて首相としての仕事を始め、3・11の大震災への無策極まる対応で国民に愛想をつかされて、政権を手放した。 ...
『週刊ダイヤモンド』 2013年7月6日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 992 6月26日、英国公使のジュリア・ロングボトム氏と日本の憲法改正について語り合った。彼女の関心の一つは自民党憲法改正案の意味と改正の時期だった。「朝日新聞」などの報道故か、自民党改正案は保守的過ぎないかという感じ方があるのは興味深い。 ...
『週刊ダイヤモンド』 2013年6月29日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 991 自民党政調会長の高市早苗氏が「東京電力福島第一原発で事故が起きたが、それによって死亡者が出ている状況ではない。最大限の安全性を確保しながら(原発を)活用するしかない」と発言し、民主党幹事長の細野豪志氏が18日、即反応した。細野氏は避難生活で亡くなった「震災関連死」に触れて高市氏を「当事者意識もなく原子力政策を進めるのは与党政調会長として失格だ」と厳しく批判した。福島県は18日、「震災関連死は1415人、現在も県民15万人以上が避難生活中」と発表した。 ...
『週刊新潮』 2013年6月27日号 日本ルネッサンス 第563回 3・11の原発事故でいまも古里に戻れない福島県浪江町の人々1万4,000人が、町主導で東京電力に月額1人当たり35万円の補償を求めることが明らかになった。「年齢、性別、健康状態、生活環境、避難の経過」などに関わりなく、町民が受けた精神的苦痛に対して一律35万円の要求である。 ...
『週刊ダイヤモンド』 2013年6月22日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 990 6月7、8日の両日、米西海岸の美しい保養地に立つアネンバーグ別荘で行われた米中首脳会談の全容についての情報はいまだ明らかではない。したがって、会談の意味について断定は出来ない。そうした中でも確かなことは、米中両国が友好関係の確立を演出したものの、ほとんどの事柄について、合意が得られなかったこと、中国の野望と焦りが明らかになったことなどであろう。 ...
『週刊新潮』 2013年6月20日号 日本ルネッサンス 第562号 6月7、8日の米中首脳会談を日本の視点で見れば、国際政治についての複雑な想いが生まれる。 ...
『週刊ダイヤモンド』 2013年6月15日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 989 野中広務元自民党幹事長が北京を訪れ、6月3日、中国共産党政治局常務委員の劉雲山氏と会談した。その席で、野中氏は、「尖閣諸島の棚上げは日中共通認識だった。日中国交正常化交渉の際、当時の田中角栄首相と中国の周恩来首相の間で棚上げの合意があったという趣旨の話を、田中氏から後に聞いた」と伝えたそうだ。野中発言は中国の思惑にぴったり沿うもので、中国メディアが大きく報道したのも当然だ。私は氏の発言を知って、思わず慰安婦問題を連想した。 ...
『週刊新潮』 2013年6月13日号 日本ルネッサンス 第561回 自民党の参議院選挙の公約から憲法96条の先行改正が外される見込みである。安倍晋三首相は攻めどころを間違えていないか。 ...
『週刊ダイヤモンド』 2013年6月8日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 988 関東地方が梅雨入りである。平年より1週間も10日も早いそうだ。私は母と同じく晴れ女とよく言われるのだが、雨も好きである。 ...
『週刊新潮』 2013年6月6日号 日本ルネッサンス 第560回 尖閣諸島沖の領海への中国の侵犯が日常化し、中国の戦闘機の飛来及び軍艦の通過が頻繁に行われている。 ...
『週刊ダイヤモンド』 2013年6月1日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 987 5月19日の日曜日、祖国復帰41周年を記念する会で講演するため、沖縄を訪れた。日帰りではあったが、県議会・市議会・町議会議員、防衛関係者、教育関係者ら、多くの人々とも意見交換した。そこであらためて感じたのは沖縄でのせめぎ合いの苛烈さである。 ...
『週刊新潮』 2013年5月30日号 日本ルネッサンス 拡大版 第559回 橋下徹大阪市長の発言を聞いて、複雑な気持を抱いたのは私だけではないだろう。「歯切れのよさ」「わかり易さ」という氏の、いわば最強の武器を、語るには最大限の繊細さが要求される慰安婦問題で炸裂させたのである。当然、反応は凄まじく、安倍晋三首相の歴史問題に関する発言も霞むほどだった。 ...
『週刊ダイヤモンド』 2013年5月25日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 986 NHKも各新聞も連日、安倍晋三首相の歴史認識を否定的に取り上げている。韓国や中国の対日歴史批判は実は日本国内メディア、NHKや朝日新聞の報道が誘導してきた面がある。それにしても歴史認識とは何か、歴史をどう定義するのか、100年前のことは歴史なのか。では50年前、10年前のことはどうか。 ...
『週刊新潮』 2013年5月23日号 日本ルネッサンス 第558号 5月10日、私がキャスターを務めるネットテレビ、「君の一歩が朝を変える!」で「奪われる日本の国土」をテーマに取り上げた。「言論テレビ」が配信するこの番組の、元気のよい名前は品川女子学院の生徒たちがつけた。番組では毎週ゲストを招いて小一時間、地上波のテレビ報道や新聞報道よりもずっと深く問題を掘り下げ、本質に迫る議論を重ねていると自負している。 ...
『週刊ダイヤモンド』 2013年5月18日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 985 韓国の朴槿恵大統領が初の外遊で米国を訪れ、7日、オバマ大統領と会談した。彼女は首脳会談の席で、オバマ大統領が北朝鮮の核問題で日米韓の緊密な連携が必要だと語ったのに対し、「北東アジア地域の平和のためには日本が正しい歴史認識を持つべきだ」と応じた。首脳会談の席で他国の歴史認識を批判するという異例の姿勢は、首脳会談に続く共同記者会見でも明らかになった。 ...
『週刊新潮』 2013年5月16日号 日本ルネッサンス 第557回 中国で発生した鳥インフルエンザウイルス、H7N9型の人への感染は少なくとも2月中旬に始まったと見られる。4月30日時点で感染者128人中24人が死亡と報道されたが、専門家を筆頭に、およそ誰も中国政府発表の数字が実態を示しているとは思っていない。 ...
『週刊新潮』 2013年5月2日・9日号 日本ルネッサンス 第556回 東日本大震災から2年以上が過ぎたというのに、破壊された故郷に戻っている人の数は決して多くはない。故郷再生を願っていち早く戻った人々が、ここで暮らしていけるのかと心配する事柄の中に、インフラの問題がある。中でも、医療体制の崩壊は深刻である。 ...
『週刊ダイヤモンド』 2013年4月27日・5月4日合併号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 983 沖縄県の仲井眞弘多知事が、4月10日に日本と台湾が結んだ尖閣諸島周辺海域に関する漁業協定の撤回を安倍政権に申し入れると、「沖縄タイムス」が報道した。同紙は高良倉吉副知事が杉田和博官房副長官に「抗議」したとも報じた。実態を見てみよう。 ...
『週刊新潮』 2013年4月25日号 日本ルネッサンス 第555回 4月15日、東京砂防会館で開かれたシンクタンク「国家基本問題研究所(国基研)」主催の月例研究会は人で溢れていた。論者は国基研副理事長の田久保忠衛氏、同企画委員で産経新聞特別記者の湯浅博氏、米国で長年過ごした前民主党衆議院議員の北神圭朗氏、それに私である。テーマは「米は変質するか―4月28日主権回復の日、日本の対処は」だった。 ...
『週刊ダイヤモンド』 2013年4月20日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 982 宰相たる人物は、国益擁護のために常に全体像を見なければならない。例えば尖閣諸島の防衛においては中国の海洋戦略全体を見なければならない。 ...
1,870円(税込)
ロシアを従え、グローバルサウスを懐柔し、アメリカの向こうを張って、日本への攻勢を強める独裁国家。狙いを定めたターゲットはありとあらゆる手段で籠絡、法の不備を突いて深く静かに侵略を進め、露見したら黒を白と言い張る謀略の実態と大きく揺らぐ中国共産党の足元を確かな取材で看破し、「不都合な真実」を剔抉する。
990円(税込)
「日本を取り戻す」と叫んだ人。古事記の神々や英雄、その想いを継いだ吉田松陰、橋本左内、横井小楠、井上毅、伊藤博文、山縣有朋をはじめとする無数の人々。日本史を背負い、日本を守ったリーダーたちと安倍総理の魂と意思を、渾身の筆で読み解く。
968円(税込)
核恫喝の最前線で9条、中立論、専守防衛、非核三原則に国家の命運を委ねる日本。侵略者を利する空論を白日の下にさらす。 【緊急出版】ウクライナ侵略、「戦後」が砕け散った「軍靴の音」はすでに隣国から聞こえている。力ずくの独裁国から日本を守るためには「内閣が一つ吹っ飛ぶ覚悟」の法整備が必要だ。言論テレビ人気シリーズ第7弾!